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【転職】大企業を辞めて後悔したこと

転職

世間からは羨望の目でみられる大企業だけど、大企業を辞めたいと思っている方は多いと思います。内部からみると、大企業って、とても大変な場所だと感じます。

大企業での就業経験から、辞めたいと思ってしまう理由、辞めたい方へのアドバイスをします。

悩んでいる方は是非一度読んでみてください。

大企業を辞めたい理由

部門が縦割りで仕事が円滑に進まない

大企業ですが、部門間の壁があり、部をまたぐ仕事がやりにくいです。また、部門間だけでなく、部内の「課」にも壁があり、「課」同士の調整等が大変です。

これは「業務分掌」の弊害だと思っています。

「業務分掌」とは、各部署やチームごとの業務内容、責任、権限を定義した資料のことです。

「業務分掌」は、責任の明確化・業務の所管が明らかになるため業務遂行に必要なものだと思います。

実際に「業務分掌」は規模の小さいサービス(例えば1つのサービスに10個以下の分掌)であれば、うまく機能しますが、大規模のサービス(30個以上の分掌が存在)では異なります。

分掌で区分された組織をまたぐ案件の遂行は、びっくりするくらいに大変です。

新しく複数サービス間の法令対応を推進するプロジェクトがあり、とある部門が対応をすすめていたのですが、サービス部門の壁の厚さ、反発にあい、中堅どころが2名退職してました。

自分本位の上司が多い

上司に苦しめられる一般職が多いです。

大企業あるあるですが、大企業ほど実力では出世できないことに関係します。

大企業で出世する場合、実力よりも、上司に気に入られたり、評価ポイントの取得が重要であり、結果として、上司に忖度できたり、評価ポイントだけを稼ぐ人、他人を蹴落とせる人が出世しやすいです。

そして、彼らは管理職になっても、自分がより出世するために、自分の評価のためだけに行動するために、組織を更にゆがめていきます。

先に述べた「業務分掌」も管理職の評価ポイントを稼ぐために利用されることが多いです。

「業務分掌」にないことをやっても評価にならないので、この業務はうちじゃないという主張する管理職は多いです。

自分本位の上司と業務分掌の組み合わせが縦割りを推し進める要因のひとつだと思います。

やりたいことができない

大企業になればなるほど、やりたい事が出来ている人は少ないです。

大きなサービスほど、サービスの運用・保守が円滑にまわるように、仕事が細分化されており、結果としてやりがいのある仕事をできる人は少なくなります。

また自分にやりたい企画があっても、やらせてくれない。できたとしても、部門の壁が厚く、企画を推進するには相当大変だったりします。

大企業の若手だと、中小企業にいった同期が活躍しているのを見て、うらやましくなる方も多いのかと思います。

いびつな人間関係

大企業の人間関係ってとても大変です。

例えば、大企業の管理職は自分の評価が第一のため、部下には優しいですが、他部門の方には厳しい方が多いです。

その上司の部下だった時はとても優しく接してくれ、とても良い上司だと思ったけど、異動して対立部門にいった瞬間に、前の上司が豹変して攻撃してくる・厳しくなるなんてことも日常茶飯事です。

自分の立場を守るために必死な方が一定数いるのが大企業ですし、人を素直に信じられないのも大企業です。

大企業を辞めて後悔する前に・・・

転職後活躍したい方へ

大きな仕事をやりたいと思って辞めた方や・自分がもっと活躍できると思って中小企業へ転職した方ほど後悔する可能性は高いです。

仕事の規模・予算・リスク許容度は大企業だからこそのものであって、ほとんどの中小企業では大企業のような仕事はできません。

中小企業に転職する場合は、自分のやりがいより、企業の成長性をしっかり判断することをお勧めします。

転職先も変な人が多いことを理解しよう

人間関係が原因でやめたいと思っている方も後悔する可能性が高いです。

変な人はどこの会社にでもいます。となりの芝生は青くみえるものです。

特に転職先の人事部・転職エージェントの方ほど「転職希望者にとって甘い言葉」を伝えてくるので、惑わされないようにしてください。

大企業でしかできないことを考えよう

仕事は辞めても良いと思います!

ただ、その前に、今の大企業でしかできないことを考えてほしいです。

そして、でてきた答えに、自分のやりたいことが少しでも含まれているなら、今一度本当にやめるべきか悩んでほしいです。

やりたい事ができる環境があるってとても奇跡的なことなのです。

それでも、辞めると自分で結論づけたら、うん、やめちまいましょー!

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