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有名企業の転職競争倍率は?実際の応募数・選考状況を教えます!

転職

転職活動をする中で気になる点のひとつとして、応募した求人に対するライバル達の応募・選考状況があるかと思います。

応募した1つの求人に対して、何通ぐらいの応募があって、選考の通過率はどの程度なのか等を把握し、自分の転職活動に生かしていくことは大切なことです。

そこで今回の記事では、売上1兆円を超える企業の求人に対する実際の応募状況・選考状況をお伝えします。

なお、応募や選考状況は、求人数、求人票の内容、求人を掲載するメディアや受付方法、合否判断を行う採用担当官によって大きく異なります。

この記事の内容をうのみにせずに、採用事例の1つとしてとらえて頂ければと思います。

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求人概要

今回の採用事例として紹介する求人ですが、企画系の求人で、採用人数は1名、年収は500万~750万となります。

部門内に年配の方が多く若手が少ないため、組織の若返りのことも考慮し若手採用を検討しています。

ただ、若手といいつつある程度の即戦力を求めています。

項目内容
求人自社サービスの企画職
求人数1名
年収500万~750万
応募手段転職エージェント
ビズリーチスカウト
リファラル採用

利用する転職エージェントは、Duda、リクルートエージェント等業界大手4社、他にもビズリーチも使って転職希望の潜在層にもアプローチをかけるのと、リファラル採用も利用します。

応募状況のリアル

転職エージェントとの打ち合わせ後から内定が出るまでの4か月間での応募総数は34通でした。

項目件数
転職エージェント29通
ビズリーチスカウト4通
リファラル1通
合計34通

応募の内訳をみると転職エージェントからの応募が大部分を占めており、34件中29件でした。

ビズリーチのスカウトからの応募は4件、リファラルからの応募も1件ありました。

選考状況のリアル

書類選考や一次選考通過率について

今回の応募における書類選考や一次選考、最終面接の通過率は次の通りです。

項目件数通過率
書類選考通過926%
1次面接通過111%
最終面接通過1100%

書類選考を通過したのは、34件中9件(26%)です。7割強は書類選考でNGとなります。

1次面接を通過したのは、9件中1件(11%)となり、最終面接を通過したのは、1件中1件(100%)となります。

当社では、1次面接が事業部管理職との面接で仕事の遂行能力を評価するので、1次面接を通過できれば合格する確率は高いです。

書類選考NGの理由について

書類選考のNG理由ですが、大きく「応募基準未達」「評価不能」「内定者待ち」「論外」の4つに分類できます。今回募集におけるそれぞれの該当件数、構成比は次の通りです。

NG理由件数構成比
応募基準未達1872%
評価不能28%
内定者待ち28%
論外312%
合計25100%

書類選考のNG理由で最も多いのが、「応募基準未達」による選考NGです。NG全体の72%を占めます。

「応募基準未達」は、求人票記載の必須要件を満たしていない応募です。選考官が職務経歴書を読ませて頂いた上で、期待する業務経験がない、業務経験年数が少ないと判断した場合に「応募基準未達」該当します。

書類選考で落ちた場合は、職務経歴書に必要な業務経験を記載できていないか、必要とされる経験がないと判断された可能性が高いです。

「評価不能」は、書類選考を通過させるか悩んだけれども最終的に不合格とした応募です。職務経歴書をもう少し具体的に記載したり、選考官が理解しやすいように記載にすることで、書類選考通過となる可能性が大きく上がると思います。

「内定者待ち」は、合否判断保留となっている応募が、内定承諾者がでたことによって自動的に選考NGとなった応募です。当社では、2次面接~内定検討までの候補者いる場合には、他の選考を保留とさせて頂いております。

「論外」は、言葉の通り、選考するにも値しない応募のことです。あまりにも的外れな応募が多い場合、転職エージェントにクレームを入れる場合もあります。

1次面接のNG理由について

1次面接のNG理由は、大きく「業務経験不足」「採用候補」「経歴書盛りすぎ」の3つに分類できます。今回の募集におけるそれぞれの件数・構成比は次の通りです。

NG理由件数構成比
業務経験不足458%
採用枠不足114%
経歴書盛りすぎ228%
合計7100%

NG理由の58%は、「業務経験不足」です。面接の受け答えから、求める業務経験や能力が足りていないと判断した場合この理由に該当します。なお、大企業での転職の場合、優秀であっても求める能力を保持していないと判断された場合「業務経験不足」でNGになります。優秀かどうかは重要ではなく、求める人材像と一致しているかが重要です。

面接で落ちた場合は、面接官に業務経験不足と判断されたと思いましょう。

「採用枠不足」は、本命の回答待ち・面接待ちの間に、次点の方の回答期限がきてしまい不合格としたケースになります。採用枠が2名であれば、1次面接合格としていたと思います。

「経歴書盛りすぎ」は、経歴書の内容からは期待が持てたのですが、話してみたところ、会話の中身がまったくなく期待はずれだった場合に該当します。本来であれば書類選考でNGにしたかった方とも言います。

まとめ

今回の求人は、採用枠1名に対して、34通の応募がありました。

ただし、応募のうち21通が「応募基準未達」や「論外」の応募であり、それらを除くと、実際の転職倍率は、13倍です。(有効な応募13通÷採用枠1枠)

転職エージェントのほうで振るいにかけられているからだと思いますが、売上1兆円を超える企業でも、転職ポストごとに見れば、この程度の応募数しかありません。

その後の1次面接では、「業務経験不足」で半分が落ちます。優秀な方でも求める能力がなければ落ちるのが大企業の面接です。ご自身が落ちた場合は、相手の求めている会話ができなかった、相手に魅力を伝えられなかったということですので、今一度会話の内容を見直すことをお勧めします。

今回の結果から言えることは、応募数自体は多いものの、本当の意味での転職ライバルの人数はそう多くないということです。

職務経歴書をしっかり書いて、募集業務について真剣に考え、これまで培ってきた経験・スキルをどう活かすかを伝えることを心がければ、合格率はかなり上がると思います。

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