転職活動をしていると、書類選考や面接で不合格となる時もあります。
不合格はショックだと思いますが、皆さんは自分が不合格となった理由をご存じでしょうか?
企業に直接聞いても教えてもらえない不採用・不合格理由ですが、実は、転職エージェントは不合格理由を知っています。
転職活動では、不合格理由を知り、次に活かすことがとても重要です。
この記事では、転職エージェントが不合格理由を知っている理由や、不合格理由の信頼性について説明します。
転職エージェントが不合格理由を知っている理由
転職活動や採用の進捗は、WEB上のアプリで管理されています。私の会社が使っているアプリは、企業側だけでなく、転職エージェントも使っており、採用手続きを容易にできる仕組みを提供してくれます。
その管理アプリでは、合格・不合格を決定する際に理由を記載する必要があり、そこで記載した内容が、転職エージェントに伝わるようになっているため、転職エージェントも不合格理由を知ることができます。
企業が転職エージェントに不合格理由を伝える理由
企業側が転職エージェントに不合格理由を伝えるのには、理由があります。
それは、企業側から不合格理由を伝えることで、募集人材に対する認識のミスマッチ・ズレを極小化して、転職エージェントからより適切な人材を紹介してもらうためです。
採用活動が始まる前には、企業側と転職エージェントとで、募集の詳細について30分~1時間程度打合せをするのですが、しょせんは短い時間の打合せ・・・・募集人材に対する認識のミスマッチ・ズレはそれなりに発生します。
この紹介ミスマッチを修正していく手段の1つが、企業側から転職エージェントへの合格・不合格理由の連携です。転職エージェントへ理由を伝えることで、次回の紹介の精度を上げてもらいたいというのが、企業側の想いになります。
企業側の採用マニュアルにも、転職エージェントからの紹介精度UPのために、不合格理由を具体的に書くように指示されています。
不合格理由の信頼性はどのくらい?
不合格理由の中身なんて、適当に記載しただけであり、コメントに信頼性なんてないと感じる方もいるかと思います。
ただ、私の大企業での採用経験からは、不合格理由にはある程度の信頼性があると断言できます。
その理由は単純で、そのコメントの内容は、転職エージェントだけでなく、人事部や採用担当者の上司も見るため、適当に記載できないからです。
特に記載内容が上司の目にふれるという理由が大きいです。私もこの理由さえなければ、不合格理由は適当に書いているかと思います。
不合格理由を知って生かそう!
転職エージェントから不合格理由を教えてもらったら、まずは自分の何がダメだったのかをコメントから読み取りましょう。
例えば、「●●の能力・スキルがない、経験不足」といった記載があれば、採用側が気にしていた●●がない点だと分かりますので、指摘内容を補うような文言を職務経歴書に追記したり、面接の際に話す内容に含めることで、次の会社を受けた際の選考通過・面接合格率は上がるかと思います。
また、ある程度信頼がおける不合格理由ですが、全てを真に受けてはいけません。特に褒めている部分があれば、社交辞令だと思ってください。
企業側としては、不合格理由がSNSなどで拡散し、企業の評判が落ちることを避けるため、どんなに変な応募者でも、不合格理由に批判的なコメントを書きません。
不合格理由を知った場合に重要なのは、不合格となった理由を読み取り、次の転職活動に生かすことです。
まとめ
書類選考や面接の不合格理由を企業に聞くことは難しいですが、転職エージェントが知っている場合がありますので、不合格の際は、転職エージェントに理由を確認しましょう。
企業側も転職エージェントからの紹介精度を上げるために、ある程度信頼性の高い合格理由・不合格理由を記載し、転職エージェントに連携しています。
不合格理由を聞いて、次の転職活動に生かすことが転職成功への近道となります。
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