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転職理由「希望部門に異動できない」は不合格になりやすいので注意

転職

面接をしていると、転職理由として「現職では希望部門に異動できない」と言う方がいます。

本人にとっては、納得している転職理由であるかもしれませんが、企業側からすると背景や理由等をしっかり伝えないと、選考が不合格となる可能性が高いです。

大企業での採用経験の中で感じた、転職理由として「希望部門に異動できない」が不合格になりやすい理由をお伝えしますので、皆様の転職活動に是非生かしていただければと思います。

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転職理由「希望部門に異動できない」が不合格になりやすい理由

前提として、採用側としては、優秀な方であれば希望の部門に異動できるという認識を持っています。

希望すればすぐに異動できるわけではないですが、時間をかければ異動できます。

そのため、転職理由として「異動ができない」と言う方については、納得感のある説明がないと、自己評価を正しくできない社員や、何か問題がある社員ではないかとマイナス評価をしてしまい、結果として選考を不合格にすることが多くなります。

転職理由として「希望部門に異動ができない」を伝えたい方は、誰が聞いても納得できる理由を準備する必要があります。

転職前を決断する前に考えてほしいこと

「希望部門に異動できない」と言う方は、今一度考えてほしいことがあります。

別の会社の希望部門に転職しても、実際の仕事内容が期待していたものと違っている可能性があります。

転職することで、人間関係も1から構築する必要もあります。

自社であれば、これまでの人脈を生かすこともできますし、仕事内容の認識違いも起きにくいです。

そのため、やりたい仕事が今の会社にあるのならば、転職を決断する前に、まずは自社での異動を再検討したほうが良いと思います。

今の職場で絶対に異動ができないと分かってから、転職を考えましょう。

また、将来、大企業の希望部門に転職しキャリアアップを目指すにしても、一度自社の希望部門にて経験を積んだ上で転職したほうが、大企業に転職しやすいですし、キャリアアップとしても順当かと思います。

自社で希望部門へ異動をするためにすべきこと

今活躍している方ほど、足元の仕事への影響が大きい為、希望部門への異動はすぐには実現できませんが、時間をかけてこれから説明することを行えば大部分の方は異動できると思います。

すべきこと①異動希望や上司への相談

当たり前のことですが、毎年異動希望を必ず出しましょう。また定期的な上司との面談の際も、異動希望について必ず相談しましょう。

上司との面談では、異動希望を伝えるだけでなく、異動にむけて後任の準備してほしいことを伝えてください

なお、会社や上司へ異動希望を伝えても、すぐに実現しない場合も多く、3年~4年後をめどに異動することを考える必要があることを理解しましょう。

すべきこと②独自の学習等によるスキルアップや資格取得

異動希望や上司への相談以外にも、ご自身で勉強を行い、必要な知識の習得やスキルアップ、資格取得を行うことも重要です。

そして毎年の上司との面談や異動希望調査では、異動希望を伝えるだけでなく、勉強の成果や資格取得結果等を伝え、自身の異動したいという気持ちの本気度を会社側に伝えてください

独自の学習・スキルアップ・資格取得は、あなたとって良いこと尽くめです。

あなたの本気度を会社へ伝えられますし、異動後に希望部門で即戦力で働けるようになります。また異動できなくても、転職の際のアピールポイントともなります。

すべきこと③希望部門の管理職に直談判

すべきこと①②を数年続けても異動できない場合は、最終手段として、希望部門の管理職に直談判をしましょう。

ただ、希望部門の管理職が受け入れOKと言ってくれても、社内調整などはしてくれないので、現部門の管理職の説得は、自分で行う必要があります。

受け入れOKがでたら、現部門の部長や管理職に、希望部門の管理職が異動許可をくれたことを伝えて、異動にむけて調整を開始しましょう。

どうしても異動できない場合の対処・考え方

前項で説明した「すべきこと①②③」をやってとしても異動できない場合は、足元の仕事があなた頼みとなっており異動することができないか、企業としてあなたに希望部門での適正がないと判断したのどちらかです。

あなた頼みの仕事が多く異動できない場合

最初の異動希望から既に数年経過しているのに、あなたがいなくても仕事の回る体制を築けていないのは、現部門の管理職の責任です。

こうなった場合は、転職活動をして他社の内定をとってから、現部門の部長と直談判をして、自分を希望部門に異動させるか・異動を許可せず他社に転職させるかを選択させましょう。

まともな部長・会社であれば、能力・スキルのある人材を辞めさせることはしないので、希望部門へ異動させてもらえます。

なお、この時点では大企業の希望部門には経験不足で採用されない可能性が高いと思いますので、中小・ベンチャー企業の希望部門か、現職を生かせる会社での内定を目指してください。

希望部門に適正がないと判断された場合

自分がいなくても仕事が回るはずなのに、希望部門へ異動できない場合や希望部門以外へ異動となる場合は、希望部門に適正がないと会社から判断されたと理解しましょう。

事実は受け入れ難いかもしれませんが、転職を考える前に、自身がその仕事に適正がないと判断された理由を自己分析したほうがよいです。

その上で、新しいキャリアプランを考えることをオススメします。

大企業の希望部門へ行きたいのであれば、まずは中小・ベンチャー企業の希望部門に転職、経験を積んだ後に、大企業へ転職するプランが望ましいです。

面接官が「希望部門へ異動できない」を納得できる理由

転職理由を「希望部門へ異動ができない」と伝える場合は、次のような理由を合わせて伝えると面接官も納得しやすいです。

  • 異動については数年前より上司と相談しており、先方の部門長からもOKを貰ったが、最終的に現場の判断で異動できなかった。
  • 希望部門への異動のため、独学で●●を行い、▲▲という結果を残した。現職にもその結果を伝えて、異動希望を出しているが、あと数年は異動できないと会社から言われた。

異動のために行った努力や熱意を面接官にしっかり伝えることが重要です。

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