転職すると心は決めていたハズなのに、いざ企業から「内定通知書」が提示されると、本当にこの会社でいいのか?、今の会社を辞める必要まであるのか?と悩んだり、不安になることがありますよね。
転職はあなたの人生に大きな影響をあたえる決断ですから、悩んだり、不安になることは自然なことです。
この記事は、これまでの自身の経験から、転職の内定承諾を悩んでる方に伝えたいと思うことをまとめました。内定承諾の参考にして頂ければ嬉しいです。
内定承諾に不安になった時は理由を明確にすること
内定承諾に不安になってしまうのは、転職後に自分自身が笑顔で仕事や生活をしている姿が想像できないからだと考えられます。
そんな時は、不安の理由を具体化・明確化していくことが大切です。
転職後に望んでいたやりがいを得られるのか、ブラック企業ではないのか、ライフワークバランスはとれるのか、新しい職場での人間関係がうまくいくか、・・自分を見つめなおして不安要素を洗い出しましょう。
「やりがい」を求める方へのアドバイス
「やりがい」を求める方は、自分の能力を生かし、仕事で活躍したい方が多いと思います。その場合、転職先の会社や事業の売上が伸びているか?将来も売上が伸び続ける事業なのかを再度確認しましょう。
成長している会社や事業を立ち上げ中の会社に入社すると「やりがい」をもって仕事ができる可能性が高いと思います。
なお、事業を立ち上げ中の場合、その事業がローンチしない可能性もあるので、業界情報等を収集し、状況を見極めましょう。事業のローンチに立ち合うために入社したけど、事業計画自体が白紙になったら目も当てられません。
「ライフワークバランス」を求める方へのアドバイス
「ライフワークバランス」を求める方は、会社や所属部門の退職率を把握するようにしましょう。人事担当に聞いてみるのも良いと思います。
退職率が高い会社だからブラックだとは言いませんが、退職率が高い場合は何か課題があるのは確かです。ライフワークバランスを求める場合、退職率が7%~10%以上ある会社は避けるのが望ましいと思います。
また、大企業や大企業のグループ企業だからといって安心してはいけません。ネームバリューだけで入ると後悔する可能性があります。どの企業へ転職しようが、直近の退職率は聞くようにしましょう。
「人間関係」を求める方へのアドバイス
「人間関係」だけは、入ってみるまで分かりません。面接担当者の印象は良くても、入社したら陰口を叩く人が多い職場だったということもあります。
人事部に職場環境を質問しても、都合の悪いことはあまり教えてくれないです。
「人間関係」だけは、ご自身ではどうにもならないものと腹をくくってください。
ただ、入社直後は人間関係が悪くても、時間とともに職場の人材が入れ替わることで、人間関係も改善されることもあるので、入社直後の感情に捕らわれず長い目で考えることも重要です。
決断する前に読んでほしいこと
転職を決断する前に再度考えてほしいことが2点あります。
- 「隣の芝生は青く見える」ということ
- 「今が転職タイミングなのか」とういこと
以下それぞれについて説明します。
「隣の芝生は青く見える」ということ
「他人のものはよくみえる」という意味のことわざです。
転職をしようとする方は、今の職場を出たい・転職することで自分がより成長したいという意思を持っており、その意思が強ければ強い程、他の職場が良く見えてしまっている可能性があります。
転職を決断する際には、今一度冷静になって今の職場と新しい職場を比較、メリット・デメリットを整理することをお勧めします。
また、同僚以外の親しい友人・恋人、配偶者にも意見を聞きましょう。特に、配偶者・恋人がいる方は、転職のことを話した時に相手が応援してくれないなら・相手の顔が曇ったりしたら、その理由を聞いてみるとよいと思います。自分を大切に考えてくれている方の意見はしっかり聞くようにしましょう。
転職エージェントは、話を聞いてくれますが、やんわり転職することを勧めてきますので注意してくださいね。
「今が転職タイミングなのか」ということ
転職で大切なことはタイミングと言います。でもそれは、目先の転職活動での内定を即断即決することではありません。自分が積み重ねてきたキャリアを生かせる会社に転職することが大切なのです。
初めて転職を考えた時に、行きたいと思った会社を思い浮かべてみてください。もし内定をもらった会社と違う会社名を思い浮かべたら、今一度内定受託について考えましょう。
- 内定がでたということは、あなたには市場価値があります。足元1年~2年はその傾向が続く可能性が高いので、無理して転職する必要はありません。
- 求人は決算期から2-3ヵ月後に出ることが多いです。行きたい会社の決算期を調べて転職活動をしてみるのもよいと思います。
- 転職市場では、様々な企業が人材を募集し、募集案件も随時入れ替わっているので焦って転職する必要もありません。
上記3点を読んでも心が揺るがないのであれば、転職すべきだと思います。
まとめ
企業は絶えず採用活動をしているので、無理に転職する必要はありません。
また、内定を取得したということは、あなた自身には市場価値があるということです。
その市場価値を武器に、あなたにとって一番の会社を探してみることも選択肢のひとつにしてみてください。
この記事を読んでも、転職の決意が変わらない場合は、転職すべきだと思います!
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